ヒマチャルプラデシュ州の旅−志村

ダラムサラからバスで８時間ほど南下して、シムラーというインドで
有名な避暑地に行く。
今まで、何度もインド人からシムラーはいいところだから絶対行きなさい！と
言われていた。
英国の植民地時代に避暑地として開発されているので、街並がキレイで、
ハネムーンの旅先としても人気があるとか。

で、行ってみてビックリ、というかガッカリ。
一番のガッカリポイントは、ハイシーズンまっただ中に行ってしまったせいで
旅行者で激混みだったこと(5〜6月は夏休みの季節)。
そして天気が悪かったせいで景色も見れず・・・。
多少寒くてもローシーズンの晴れている時に来ていたら、印象は変わって
いたかもしれない。



建物がビッシリ！

そして聞いていたほど街並がキレイではなかった。
観光客が集まるショッピング通りは原宿竹下通りのような混雑ぶりで、
Bata、リーボック、アディダスのようなインドのどこにでもあるようなお店が
並んでいて、騒がしいだけで非常につまらない。


と言いつつ、ここにあるヒマチャルプラデシュ州政府のエンポリウムに３度も
通ってしまったけど。ヒマチャルデザインのウールショールがステキなのデス。
(インドにいるとドゥパッタとかショールがどんどん増えていくわよね〜。)



シムラーで見つけた珍商売。
アップダウンの多い街なので、旅行者向けにこんなベビーカー貸し出し
ビジネスが。インド的なのは、貸し出すだけじゃなくて押してくれる人も
付いてくること。夏の間、村から出稼ぎにきているみたい。
でもちょっと供給過剰気味？


ショッピング通りを外すと、味がある古い建物が多かったので人が少ない
時期なら、ゆっくり散策するのもおもしろいかもしれない。







人ごみを避けるように近隣の村にも行ってみたけど、いかんせん天気が悪く
山の景色も見えなかった。ホントに残念・・・。

タミル在住者にしてみたら、わざわざ北の避暑地に行かずとも、ウティの方が
ゆっくりしてていいなぁと思った。あ、でも私が行ったのはローシーズンだった
からのんびりできたけど、ハイシーズンに行ったら同じように混んでるのかな？
ダージリンもローシーズンだったからよかったのかな〜。





花の季節で至る所でキレイに咲いていたことがせめてもの救い。


帰り、シムラーからデリー行きの電車に乗るカルカという街までタクシーを
チャーターして、小さな高原カサウリによってもらう。
最終日は晴れていたので遠くまで見渡せた。

でもやっぱりどこも観光客でいっぱいだった。
インド人ってどこでもうるさい陽気だから、高原といえども静寂には
包まれていないのです・・・。
たぶん、山に向かってヤッホーって叫んだら、やまびこが返る前にそこら辺の
インド人から「あんた、いい声してるね〜」とか「マミ〜あの中国人、叫んでる〜」
云々ってコメントが返ってくると思う。


教訓：インドの避暑地はハイシーズンを避けるべし。


ということで、これにてヒマチャル旅行記は終了です。

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