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『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

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制限重量が預け荷物46kg、手荷物18kgまでとけっこうたくさん持っていけるので、
ボンボンと追加でいろんなものを入れていたら大幅にオーバーしてしまいました。
まだまだインド時代に身についた危機感が抜けてません。

ということで、行ってまいりま~す。
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ちょっと前後しますが、デジカメの写真を取り込んだので
チェンナイ出発当日の様子を・・・。



10月3日朝


詳細は省くが、サリーを着る。


最初で最後の私のサリー姿披露です。



いよいよ出発。
最後にアパートで働いていた従業員たちの写真を撮る。





空港に向かうタクシーの中からチェンナイの何気ないいつもの
風景を撮る。これで見納め。


お茶屋さんの見事な牛乳さばき。



壁に描かれた政党のポスター。



走るトラックの荷台に寝る人たち。




メチャクチャな交通事情。




おセンチモードに入る。



友人から電話。



半泣き。




チェンナイを離れるのがとても悲しい!!



空港到着。



預け荷物の合計が42kgと制限にほぼぴったりだったことに達成感を感じる
(体重計とかなかったから勘で詰めたのです)。
と同時に、あと8kgくらいいっとくべきだったな、とも思う。




これから乗るエアインディアのスッチーを見てテンションが下がる。
ピチピチと若く美人が多いインドの新興航空会社に比べ、AIは乗務員も
飛行機もすべてにおいて年季が入っているから・・・。



チェックインを済ませ、インド最後のコーヒーで一息。





再びおセンチモード。





エアインディアのパイロットがサラバナババン(南インド料理のファースト
フード的なレストラン)のお持ち帰り用袋を持って飛行機に乗るのを目撃。
コックピットでイドリーを食べている姿を想像してちょっと笑った。





搭乗。
最後のチェンナイを上空から見えなくなるまで見続ける。
そして最後に涙で窓に"サヨナラ"と書いた・・・、
というのはもちろんウソだけどインド脱出がここまで悲しいとは想定の範囲外でした。



そして日本に帰る前にシンガポールへ寄ったわけですが、
その様子はまた次回。
引っ越し準備も大詰めです。
昨日で仕事が終わったT氏も参加しての最終パッキングで、
どうやら荷物が飛行機の制限重量を大幅に越えているだろうことが
判明(こういう時、体重計がないのは痛いです)。

急遽、郵便局へ。
そしたらなんと今日はイスラム教のお祭りラマザンのため縮小営業。
ゴネにゴネたけど、結局、送れず。
明日も祝日で郵便局はお休みなので、やむを得ずDHLで送ることにしました。
郵便局のSAL便と比べたら2倍以上も料金がかかりますが、その分、
窓口スタッフの対応が比べ物にならないほど良かったです。

比較をしてみると、

郵便局⇔DHL
込み具合:込んでいる⇔空いている
営業時間(小包):9時くらい〜17時:8時〜21時くらい
室温:大型扇風機のみで蒸し暑い⇔クーラーで涼しい
手続きの進度:ちんたらちんたら半日がかり⇔システマティックで30分
英語の通用度:微妙⇔問題なし
白い布:必須⇔必要なし
支払い方法:現金ニコニコ払い⇔現金orカード
送れるもの:ほぼ制限なし⇔薬・液体類等、ダメなものがある
制限重量:20kg/箱⇔30kg/箱
日本までの所要日数:SALで約3週間⇔3〜4日
荷物引取サービス:なし⇔あり(支払い等でオフィスに行く必要があるけど)
イライラ度:マックス⇔平常通り

皮張りソファーに座って新聞を読んでいる間に手続き終了。
郵便局のあとに行っただけに、DHLが天国のように感じました(支払いの段で
一気に現実に戻ったけど)。

家に帰ってきたらお手伝いのオバチャンがルームメイトのお母さんにイヤミか
なんかを言われて泣きついてくるし(前回のお手伝いさんも、今回の人もウチの
ルームメイト母娘が大キライ。つーか、この忙しい時に言われても困るし)、
これから友人が家電を引取に来るし、まだまだ気が抜けませんっ!
なんとしても今日中にすべて片付けたい!

明日は何も予定を入れないであるので、なんとしてでもゆっくりホテルブランチ
なんかしてチェンナイを満喫するんだぁ〜!!


荷物を送り終え、あとは身の回りのものをインドを発つ日に入れるだけと
なりました。(T氏からは、もう新しいものは買わないで、と禁止令が
出てますが、どうかな〜?)
残る引っ越し作業は、友人に家電製品を譲り渡すための準備のみ。

今日は、エアコンの取り外し作業でした。
残りの4晩はエアコンなしでちょっとキツくなりますが、これから祝日が
続くので念のため早めに作業をしておくことにしました。

エアコンのメーカーであるサムソンに朝9時でアポを取ったにも関わらず
来たのは12時。まぁ、3時間の遅れはインドでは許容範囲です。

部屋が汚れることは一切ありません、と言った作業員のことはハナっから
信用していないので荷物はすべてリビングに移動し、ベッドの上には新聞紙を
引きました。
エアコン内部の清掃もお願いしていたのですが、エアコンのスウィッチを
ONにしていないとできないとかで、黒い綿ボコリが部屋中に散乱。
やっぱり汚れるんです。

ちなみに設置作業の時も豪快にドリルで壁に穴を開けるので部屋中にレンガの
破片が飛び散りました。

エアコンを取り外したら、白い粘土みたいなもので壁の穴を塞いで終了。
3時間くらいかかった(途中でランチに行かれた)設置に比べて取り外しは
アッという間でした。

あとは私が冷凍庫とオーブンレンジの掃除をすれば、家電の準備はおしまいです。

さてさて、引っ越し荷物を送るため2回に分けて郵便局へ行ってきました。

インドの郵便局で小包を送る流れは、

①小包を郵便局に持って行く。
 (支局で送れるのは2kgまでだか5kgまでだかの小さな荷物のみ。
  中央郵便局では最大20kg/箱が制限です。
  ウチの目の前が郵便局だったのに、わざわざ中央まで・・・。
  小型か大型の段ボール箱は郵便局でも売っています。)
②荷物を白い布で覆って縫ってもらう。
 (自分で縫ってもいいらしい。支局の場合はパッキング設備がないので
  中央郵便局に持って行った方が無難かも。)
③布の上に直接、宛先・送り先を記入。
 Air Mail、Sal Mail、 Sea Mail、Book Post等の送る方法も。
 わら半紙の用紙にも情報を記入。
③小包窓口に持って行き、計量&お支払い。

②が??という感じですが、さほど複雑なことはないように思えますよね?
でも私たちは郵便局で1回目は4時間、2回目は2時間半かかりました。
もうね〜、郵便局はインドの縮図。ホンットに非効率的です。


まず②。
ここで大半の時間が費やされます。



客の多さのわりにラッピング職人の人員が少なく、あれやこれやと仕事がある
彼らはしょっちゅうラッピング作業中断を余儀なくされます。

例えば、こちらの人は郵便局で段ボールをもらってその場で梱包することも
多いんです。
自分で詰める人もいますが、ラッピング職人に詰めさせている人もいて(職人は
チップがもらえるので率先してやっているのかも)、これに時間が取られます。
(余談ですが、皆の梱包を見ていると文字通り”詰める”って感じで、ボンボン
ぶち込んで服なんか、シワを気にせず丸めて押し込んじゃうの。
私はパッキングが趣味なので、代わりにやらせてくれと言いたくなるくらい、
見ていてイライラしちゃう。)

私はアメリカ向けの荷物の中に10kg前後の箱が2つあったのですが、
職人がそれをひとつにまとめるため、勝手に中を開けて郵便局の大箱に
ぶち込み始めてしまいました。
せっかくキレイに梱包してあるってのに〜!!
しかもひとつにまとめて計量すると22kg。
制限の20kgを越えてしまった2kg分は、我が物顔で「持って帰れ」と。
仕方ないので、3つ目の箱と無理ヤリ合体させて送ることになりました。
そして私が使っていた日本のリンゴ箱はその後、他のお客さんの梱包に
使われていました。

さて、白い布で覆うのは、恐らく住所を直接書くためにわかりやすいように
統一しているんだと思うんです。だったら郵便局で売っている段ボールを
真っ白にしとけばいいものを、普通に茶色。
やっぱり白い布で覆わねばならず、これだけでも二度手間ですよね〜。
(一応、郵便局の布は防水らしいので、役には立っていると思うけど)


さて、極太針に長い糸をつけて縫っている職人付近で2、3度刺されながらも
ラッピングが終ると、今度は③。
布に直接マジックペンで住所を書くのはいい方法だと思います。
日本のようになかなか剥がれないシール状の用紙なんてありませんから。
問題は、わら半紙の方。(“わら半紙”なんて小学校以来見たことないですよね、
インドでは役所系の手続き用紙に未だ大活躍してます)。
ここにも送り主・送り先を書くだけでなく、総額やらどこで買ったものかとか、
恐らく税関用と思われる情報を書き、白い布の上にノリでべったりと貼るのですが、
わら半紙だけに強度なし。
貼ったそばから④でカウンターに持って行くので角とかにぶつかってベリっと
切れちゃったりしちゃうんです。でもそれはおかまいなし。
つーか、わら半紙を貼る意味ねーじゃん、なワケです。


そして④。
荷物を送る方法は高い順に、Air Mail→SAL Mail→Sea Mial→本や書類など
紙類だけに限った船便Book Post。ここらは日本とさして変わらない作業。
Book Postだけは1つの制限重量が2kgまでなのと、中身が見えるように
布を縫うので郵便局で梱包した方がいいです。


Book Postの梱包はこんな風になります。
ちょうど私たちが行った日の数日前にBook Postのシステムが代わったばかりで
窓口の人が新しい方法に不明瞭でやりたがらず(インドではありがち)、いろいろ
すったもんだの末、結局SALにしてしまいました。
計20kgをSALで送って3000ルピーくらい。
約3週間で着くって言うし、まぁ悪くないかと。船便だと3ヶ月かかるとか。


私たちは日本へもアメリカへも全てSALで。
大事なものしか送らないので長い時間がかかる船便は避けました。
中身がカビてた、って話しも聞いたし。
そして、支払いで②のパッキング代がそこそこ高いことにビックリします。


小包を送る人はひっきりなしにやってきます。
送り先を見ていると、ほとんどが海外に住むインド人向け(そして皆SAL利用)。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、ドバイ、
日本、、、とインド人もいろんな国に行ってるんですね〜。


ところで私が日本とアメリカに送る荷物全てにSAL Mailと書いていたら、隣にいた
オーストラリア人のおじさんが、「S、A、L。エス、エー、エル。エス、エー、
エル?」と何度も何度も指を指しながら聞いてきました。
その度に「イエス、サル。」と答えていたのに、何でだろうと思って聞いてみると、
どうやら私が「SEA Mail(船便)」と書きたいのに、スペルを間違えてSALと書いて
いるんだと思ったそうです。そのおじさんはSALの存在を知らなかったそうな。
いくらなんでもSEAくらい書けるよ・・・、と言っておきました。


まぁ、とりあえずこれで引っ越し作業も一段落着きました。
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