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『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

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ハンピ遺跡郡があるエリアから川をはさんだ反対側にあるアネグンディという
のどか〜で緑のキレイな村に行きました。
村のまわりには川が流れていたり、田んぼや野菜畑、バナナ畑に囲まれていて
歩いて散歩するには持ってこいのところです。



この村ではThe Kishkinda Trust(以下TKT)という団体が、村で簡単に確保できる
バナナの皮(すべる方じゃなくて、木の皮ね)やトウモロコシの皮を使った工芸品
作りや村の美化、遺跡の保護などをいろいろな活動を行っています。



そしてその活動の中には、伝統的な建物を保存するために、その建物を利用した
旅行者向けのゲストハウスの運営があるのです。

私もこの村に宿泊したのですが、村の生活にグッと近づけてよかったですよ〜!
これからハンピに向かう予定の方は、味もそっけもない(と思われる)ハンピの
ホテルに泊まるより、ほんのちょっと足を伸ばしてこの村に宿泊することを
オススメしちゃいます。

何軒かある宿泊施設の中で、私が泊まったのは普段はTKTがトレーニングセンター
などとして利用している建物でした。
TKTのパンフレットにも載っていたので、一番良い状態の建物なのかも。



リビング兼書斎的なスペース。





いろりがある。
ここでミーティングをすることがあるらしい。





私の泊まった部屋。
この建物には全部で2部屋、計4人が宿泊可能。






伝統的な古い建物とは言え、ほどよくリフォームされていて共同のトイレも
新しい便器で気持ちよく使えるようになっていました。

ビックリしたことに、私が到着した朝方にはおばさんや若い女性が掃除を
していたのですが、日中や夜になると近くにある自宅に帰ってしまうのです。
キッチンがあるので時々、チャイを作りにきてくれたりしますが、基本は
玄関のカギを渡され、1軒家にひとりだけ(宿泊者は私だけでした)。
さながら自分の家になったような気分でした。




ご飯は朝のおばさんや女性(どうやらおばあさんと孫らしい)が、
自宅で作ったものを毎食届けてくれます。





メニューはシンプルながら、家庭の味で美味しかったです。





ご飯と一緒に連れてこられた女の子。




夕方、玄関先のテラス的な部分に座って本を読んでいたら、近所の人たちが
やってきて一緒に夕涼みをしていきます。
英語はあまり通じなくて大変だったけど、いろいろな話しをしました。






ちょうどお祭りのときで、子供や大人が楽器を持ってオムナマシバヤを
歌いながら村を練り歩くというのをやっていました。

右隣がお寺だったので賑やかでしたが、夜、村が寝静まる頃には物音ひとつ
聞こえないくらいの静寂に包まれました。
あ、でも隣の家からお父さんのイビキが聞こえて聞こえてきてたけど。




友達同士でこの一軒家を借りたらたのしいだろうな〜。


というわけで、ハンピに行く場合はぜひアネグンディに泊まってみてください。
癒されます。
TKTはホームステイ先も斡旋してくれるそうです。


※チェンナイからのアクセスは結構タイヘン。
方法としては、電車でチェンナイからバンガロールもしくはAP州のGuntakalに
行って、Hospetまで電車かバスに乗換え。Hospetからバスかオートでハンピへ。
ハンピバザールの対岸のボート乗り場からはオートで、ヴッタラ寺院の対岸の
ボート乗り場からは徒歩でアネグンディ着。
ただしボートは夕方6時半くらいで終わり。
GuntakalからはGuntakal→Bellary→Gangawathi→アネグンディとバスを乗り
継いで行くことも可能。
どちらにしても移動に丸1日は見ておいた方がいいと思う。

その他の記事
ハンピでのお買い物
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ハンピは今でこそ小さな街ですが、かつては14〜16世紀にかけて南インド全域に
わたって栄えたヴィジャヤナガル王国の都があったところで、いまでも80を越す
寺院の遺跡が荒廃しながらも残っています。
(遺跡の説明は省略いたしますので、詳細に興味がある方はこちらをどうぞ。


主立った寺院は内部の復旧作業がなされていて周囲もきちんと公園のように
整備されていました。彫刻もなかなかすばらしいです。
でも、これぞ遺跡!とか、すごいだろこの寺院!!みたいなのでも1日に3つも
4つも行ってたら飽きちゃいません?
私は相当早く飽きました(なので遺跡の説明も手抜きです)。


でもハンピには遺跡以外の魅力もあって、そっちの方がはるばるハンピに
来た甲斐があったなーと思わされました。

まず、私が気に入ったのは、名もない小さな寺院が荒廃したまま田んぼの
真ん中に点々と建っている風景。
いかにも遺産!というように保護されているものよりも、何百年も農村に
違和感なく溶け込んでいるボロい遺跡の方がいい味を醸し出しているんです。


こんな風景を眺めながらピクニックでもしたい気分でした。
って、私が行ったときは悪天候で小雨続きで寒かったんですけどね。
なので写真がどれも暗いです・・・。

そして、




行ってきました、バンガロール!
予想通り、緑に囲まれたインドっぽくないハイソな街でしたよ〜。

意外にも排気ガスで汚染されて空気が曇っていたのは辟易したのと
(そのせいでノドを痛めてさっそく初日から熱が出た・・・)、
街が広範囲に渡って栄えていて、お店やレストランに行くのに
長距離移動ばかりだったのが大変だったけど、高所得者層として
インドに長期滞在をするんだったら、気候的にも物質的にも恵まれた
バンガロールは生活しやすくて最適だろうな〜というところでした。



これは住宅街の一角。町中とにかく緑が豊富!
上の写真のように大通りも大木の街路樹が
植えられていて癒されます。



デパートやショッピングモールがたくさんあって、
海外ブランドなんかも豊富にありました。
写真はインドで初めて見た自然派石けんのお店LUSH。
値段は日本の1.5倍くらい。
車とか格好を見ていると、住民のお金持ち率が高そうなので
ヴィトンとかシャネルとかの高級ブランドが進出する日も
そう遠くないかも。


私はインド人デザイナーによるインド服が可愛くて好きだけど、
高いので(1着1万円は軽く超える・・・)、いつも見るだけ。
バンガロールではVittal Mallya Road界隈にいろんなデザイナーの
お店が集まっていてかなり危険地帯と化していました!
チェンナイはデザイナーズブランドのお店が少ないから
インドから完全撤退する時はバンガロールに来て何着か買う
つもりでいます・・・。


ちょっと“ファッションショー“的な華美な服の写真しか
探せなかったけど、まぁイメージ写真ということで。

バンガロールではインド服や雑貨など、低価格だけどジャンクなものを
売るお店と、こういう高級なものを売るお店で2極化されている感じでした。
その中間の価格帯のお店(AnokhiとかFabindiaみたいなの)はチェンナイ
でも手に入るようなものしかなく、しかもお手頃価格で良い品を売るお店は
チェンナイの方が豊富かも?と思いました。
お買い物についてはちょっと期待はずれでした。



Cunningham Roadにあるブティックに併設されたカフェのケーキ。
写真には写ってないけど全部で30種類くらいありました。
“それなりに”美味しかったけど1切れ100ルピー前後って
チェンナイでは高級ホテルTajでも80ルピーくらいだぜ!



思わず行ってしまったT.G.I.Friday。
アメリカにいた時、これぞアメリカ!みたいなB.B.Qソースたっぷりの
リブとかそんな料理が食べたい時に行ってたのです。
インドにはグルガオンとバンガロールにしかないんじゃないかな?
ハッピーアワーに行ったのでドリンクが1杯の価格で2杯(同時に)
来るんだけど、料理や飲み物は美味しくない上にこれまた高かった。
カクテル1杯450ルピーって、チェンナイのTajでも350ルピーだぜ。

ちなみに写真の女性は今回、完全バンガロール攻略のためいろいろ
連れて行ってくれたインド系アメリカ人の友人スッダ(T堂氏の同僚)。




ここはチェンナイにも欲しい!!と思ったカフェ、Herb&Spice。
写真はナスとズッキーニとホウレン草のラザニア。
比較的低価格で美味しいカフェご飯みたいなのが食べられて気に入った。

食に関してはレストランもスーパーの品揃えもバンガロールは選択肢が
豊富です。
そして、スーパーで普通にお酒が売っているのが良い!!
インド産ワイン(結構おいしいのです)を3種類買いました。




南インドの定番スナック、甘くない揚げドーナツのヴァダイ。
バンガロールのあるカルナータカ州の特徴は、付け合わせのスープ
サンバール(左上)に黒砂糖ジャグリーを入れて甘辛くするのと、
材料に豆を使わないことだそうです。
タミルナードゥでは酸っぱ辛くて、黄色い豆を入れるので色も
黄色くなります。
こういうローカルな軽食屋さんは安い。




輪になったロープを使って上手に登るヤシの木職人。


選択肢が多いけど質のいいものを求めると、なんだかチェンナイ以上に
高くなってしまう印象を受けたバンガロール。
探せばいろいろあるんだろうけど、インドルピーでお給料をもらっている
我が家にとっては、ちょっと敷居の高い街でした・・・。
スッダも言っていたけど、私たちにとってはミドルクラス向けのレスト
ランやお店が多くて、たまに贅沢もできるチェンナイの方が住みやすい
ようです。



そうそう、シティーマーケットというローカル市場にいったら
痴漢が多くてビックリしました。チェンナイにはいないのに〜。
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