忍者ブログ
『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[03/04 奥]
[03/03 Miki]
[02/26 奥]
[02/18 Miki]
[12/01 あ]
ブログ内検索
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

旅は終わりに近づき、岐路につきます。
まずは1日目はカザからバスで12時間かけてマナリーという街まで。

道中、クンズムラという今までの旅で最高の標高4500mの山を登ることになります。

聞くところによると、そこからの景色はこれまた見事なのだとか。
今までさんざん山の絶景を堪能してきたので、ちょっとやそっとのことでは驚かなく
なってしまいましたが、高い山から見る景色はまた趣きが違うのかも知れません。
12時間もバスに乗るので、景色がいいことは何よりです。


が!
出発時刻の朝4時半(当然まだ暗い)に合わせてホテルを出てみると、
寒い!そして小雨が降っている!!
昨日までのずっと良い天気だったというのに、気温がグッと下がっています。

バスが出発してからも小雨は降り続いていて、陽が登ってみると霧が濃くて20m先
すらも見えませんでした。


そして標高が高くなりつつあるだけあって、確実にカザよりも寒なっています。
この3年間ですっかり忘れていた”真冬”の気候です。たぶん気温は3℃以下。
もちろんバス内には暖房設備などはなく、それを見越していただろう前の席の
軍人さんはラム酒を持ってきていて時々瓶ごとあおっていました。


ところで、人間って寒いと”もよおす”生理現象がありますよね?
幸いバスは食事休憩だの、チャイ休憩だの、と止まりすぎだよってくらい
しょっちゅう止まるのですが、問題はどこでするか?
トイレ設備のないところで止まるので、外でするしかありません・・・。
オシリが凍るかと思いました。
(ちなみに今回の旅全体を通して移動中のトイレは基本、外でした。
最初は私が外で用を足すのをキツく禁止していたT氏。
ものすごく我慢している私の前で彼がジョンジョロリンとした時には初めて殺意を
覚えました。その怒りを伝え、ようやくOKを出してくれることに・・・)

そんなこんなで天気が悪く、繰り返しやって来る尿意をこらえ、どこを走っているかも
わからないままバスは走り続けました。



時々、羊の団体さんに出くわします。
これからウールになるんでしょうね〜。
(ウールショールはヒマチャルの特産品です)


PR
帰国前にどうしてもやっておきたかった、念願の北インド料理教室に
行ってきました〜!

在住経験のない北の料理は、今までレストランで食べるのみで自分で作った
ことはありませんでした(東と南の基本的なものは作れますよ〜)。
なので今後、「あ〜、あれが食べたいな〜」と思った時、わざわざレストランに
行かずとも家で作れるように習っておきたかったのです。
実際に作っているのを見ると、レシピ本を見ているだけではわからないコツや
絶対に外せない隠し味なんかが習得できますからね。

ちなみに北インド料理の特徴はスパイスやバター・ギーを多用することで、
日本で馴染みのあるこってりしたカレーやナンやタンドーリチキンなどが
まさしく北の料理です。


ということで、友人に声を掛け、総勢7人でプライベートクラス受講。

先生はラジャスターン出身の料理大好き夫婦で、いろいろ研究していると
みえて知識豊富なおふたりでした。



大男が作る小さなサモサ。
メインの具材はスイートコーン。



キツネ色に揚げると香ばしいかおりがまわりにホワーーンと漂います♪
今までサモサの皮の作り方がイマイチ成功していなかったのですが、
粉とギーと水の割合をつかんできたので、これからサクサクな皮が
できそうです♪
早く練習したいところだけど、今は時間がないので日本に帰ってからの
お楽しみ。


それにしてもインド料理って、ホントに手間と時間がかかるんです!
スパイスを粉にして、トウガラシ・しょうが・ニンニクをペーストにして、
タマネギやトマトをピューレにして、アレをコレに漬け込んで、ソレを
じっくり炒めたら、今度はコッチのを入れて煮込む、おっと、その間に
アッチのは冷やしておきましょう・・・と言った感じ。
日本料理でいう、ちらし寿司を作るようなこまごまとした手間です。

私たちは4時間かけてスナックから前菜、メインまで8品を駆け足で
教わったのですが、あまりの行程の多さに少々疲れてしまいました・・・。

インドのお母さん、毎日ご苦労様です。





写真左上:ダヒパコダ(フリッターをヨーグルトソースに漬けたスナック)
右上:ダルマカニ(豆とバターのスープ。私が大好きな1品)
左下:紫キャベツプラオ(炊き込みご飯のようなもの)
右下:リンゴと大麦のサラダ
この他に、パニール(カッテージチーズ)カレー、ジャガイモカレー、
野菜パラタ(小麦粉の生地に野菜を混ぜ込んで平にして焼いたもの)も
作りました。

これから教わったことを整理して自分で作ってみるのが楽しみです♪


今日行った料理教室
Manoj&Vrinda(ベジタリアン料理のみ)
778 Poonamalee High Road, Kilpauk
Tel:26412246/9381912246

4人グループ以上(500ルピー/人)のプライベートクラスのみ。
8品は多いので6品くらいがちょうどいいかも・・・。
インド→日本の引っ越し準備に加えて、最近になって日本→アメリカの
引っ越し準備も始めました。

具体的に何を始めたかと言うと、11月にNYに到着してからアパートを見つけて
引っ越すまでの仮住まい、日本でいうウィークリー/マンスリーマンションを
探すこと。
なんだかんだと1ヶ月はかかると考えているので、豪勢にホテル暮らしという
わけにもいきませんからね。


でもさすが世界の中心NYですね〜。
日本語で”短期アパート”とか“アパートメントホテル”と入れて検索すると、
日本人経営や日系不動産が管理する物件がわんさか出てきます。
(なんか、日本人が扱う物件の方が衛生的にキレイなイメージがあるので
すが、実際はどうなんでしょう)

そしてサイトに載っている条件や写真・空室状況を見て、これまたネットで
検索したNYの地図で正確な位置・最寄りの地下鉄駅・近隣の環境・T氏が
通勤しやすいか等を確認して、不明点を業者にメールしたら1営業日以内
返事が来て、最終的に気に入った物件に申し込む。
これが全てインドに居ながらにしてちゃっちゃかちゃーとできるのです。


なんと便利なのでしょう。
文明社会に戻りつつあるという実感が湧いてきます。


さて便利さは置いておいて、仮住まい探しの問題もありました。
それは家賃の高さ

NY最初の住まいは、これぞマンハッタン♪な所でと思っていたのですが、
やっぱりすっごく高い!!
インドからみて、というわけじゃなく、日本からみても高いです。
東京の一等地に建つマンスリーマンションの家賃と比べて2倍以上は覚悟。
現時点でリーズナブルな部類のところはすでに大半が埋まってしまっているため、
やむを得ず予算変更しました・・・。


そして私たちの場合、インドからNYに航空便で送る荷物(段ボール箱3つ)が
私たちより先にNYに着くことになるので、その受け入れ先になってくれて
なおかつ保管が可能かどうかも重要なチェックポイントです。
インド→日本→アメリカで送るより、インド→アメリカへ直接送った方が
とうぜん料金的にお得だし、荷物搬出の二度手間も省けますからね。

数カ所に問い合わせた結果、本人到着前の荷物受取&保管は、「不可」、
「ウチの不動産会社管理のアパートで優先的に長期アパートを探すのであれば
無料」、「1箱3ドルでOK」、「1箱10ドル/週でOK」と、さまざまでした。
テロ対策だとかスペースが狭いNYのことなので、どうかと思っていたのですが
受け入れしてくれるところがあって良かったです。

で、どんな仮住まいに決めたかって?
それはNY到着後までのお楽しみ〜♪


☆幸い、T氏も私もお隣のコネチカット州に留学(私は文字通り”遊”学
だったけど)していたのでアメリカ事情はある程度わかるし、今のT氏の
同僚にもNY出身者やNY在住経験者が多いのでいろいろと現地事情を聞く事も
できます。
3年前、インドへ引っ越すとなった時の不安やアタフタ感はないので、すごく
気楽です。
カザから35kmほど離れた、山の上にあるダンカルという村に行きました。
目指すはゴンパです。

このゴンパまでの行き方は、タクシーを借りて村まで直接行くか、
バスもしくは乗り合いジープで山の麓まで行きそこから山を登るかの2択が
あります。
どうしても自分の足で山を登りたいというT氏の説得により、
私たちはバスで行く事にしました。

さらに山の登り方にも2択があります。
①正門から入り、つづら折りの車道に沿ってウネウネと8km歩く。
②山の裏側にあるショートカットの道を使う。

これは私の選択で迷わずショートカット。
麓からゴンパまでの高さは600m、道のりにして2kmです。
例えどんなに険しかろうと、短い距離の方が精神的に楽な気がして・・・。

ちょうど同じバスにショートカットを使って村に行くお兄さんがいたので
道案内をお願いしました。

気分はハイキングだったのですが、なんたってスタート地点で3200mを
越えています。
山登り機能のない私にはすぐに息が切れてしまうし、そもそも力が出ない
のです。自分でも情けなくなるくらいのスピードでしか歩けません。。
なので最初の1歩から否が応でも牛歩作戦。


幸いこの日の天気は曇り気味で、さほど暑くなかったことはありがたかったです。
そして景色がステキなので、景色を堪能するという名目のもと、しょっちゅう
岩に座って休憩することができました。
そんなことをしている間にも、道案内のお兄さんはグングンと登り続けて
アッという間に豆粒に、そして見えなくなってしまいました。
さすが地元の人は早いですね〜。
ちなみに簡単な1本道だったので迷う事はありませんでした。



山を半分くらい登った所から撮ったゴンパ。
どこにあるかって?
切り立った崖の上に建ってるんですよ・・・。
タボから車で2時間、カザと言う街に移動。
小さい街ながらこのあたりの中心となっているので、旅行者向けのホテルや
インターネットカフェ、お土産屋さんが多いところ。
そして、ここから日帰りで行ける絶景スポットがいくつかあります。

まずはキゴンパとキバル村へ。



バスが1日1本しかないので、タクシーをチャーターしました。




1時間もしないうちにキゴンパが見えてきました。
山の中腹に作られたチベット寺院と宿坊です。
これまた、何もわざわざこんなところに建てんでも、というロケーション。


そしてゴンパからさらに上に登ってグングン行くと、


美しい山の村にたどり着きます。
岩と砂でできたような山々に囲まれた、白い壁の家と金色や緑に輝く畑。
「『奥』が選んだインドの絶景10選」に入りました。



キバル村、標高4205m。
この村からの山々や畑の眺めはビックリするほどフォトジェニック。
どこを撮っても絵ハガキになりそうなくらい。
村の様子も、なんて言ったらいいか・・・、おとぎ話に迷いこんだみたい?
うーん、うまく表現できませんが、とにかく”インド”ではないです。
中央アジア的な雰囲気。







美しい村なので散歩をしたかったのですが、村人の警戒心が強かったです・・・。
遠巻きに村を眺めているだけで十分満足でしたけど。

この頃にはだいぶ高度に慣れてきていたはずなんですが、さすがに4200mを
越えると普通に歩くのでも、けっこうしんどかったです。
基本、坂道しかないのでゆっくりゆっくり歩きました。


次回は、またもや富士山以上の高さでトレッキングをした様子を。
忍者ブログ [PR]