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『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

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インド滞在もあと残すところあと4日。
でも最終日は朝、家を出てしまうので稼働日は今日を合わせて3日間です。
あ〜名残り惜しい・・・。


と、言いつつ。
今回はシンガポール経由のついでに観光を2日間してから帰る私たち。
実は意外なことに(!?というか自分自身で意外だと思うのですが)、わたし
初☆シンガポールなんです。

なので、有意義な2日間にすべく空いた時間を使ってちょこちょこ情報検索。
とりあえず、シーフードでしょ〜、マーライオンでしょ〜、足ツボマッサージ
でしょ〜、美味しい飲茶も食べるでしょ〜、あとナイトサファリもおもしろ
いらしいよね〜。
日本に小キレイになって帰りたいからジェルネイルもやろう!
さっそくサロン予約ぅ♪

ただいま、悲しみとウキウキが入り交じっております。


やっぱりインド人街も行っとくべきかな・・・。


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荷物を送り終え、あとは身の回りのものをインドを発つ日に入れるだけと
なりました。(T氏からは、もう新しいものは買わないで、と禁止令が
出てますが、どうかな〜?)
残る引っ越し作業は、友人に家電製品を譲り渡すための準備のみ。

今日は、エアコンの取り外し作業でした。
残りの4晩はエアコンなしでちょっとキツくなりますが、これから祝日が
続くので念のため早めに作業をしておくことにしました。

エアコンのメーカーであるサムソンに朝9時でアポを取ったにも関わらず
来たのは12時。まぁ、3時間の遅れはインドでは許容範囲です。

部屋が汚れることは一切ありません、と言った作業員のことはハナっから
信用していないので荷物はすべてリビングに移動し、ベッドの上には新聞紙を
引きました。
エアコン内部の清掃もお願いしていたのですが、エアコンのスウィッチを
ONにしていないとできないとかで、黒い綿ボコリが部屋中に散乱。
やっぱり汚れるんです。

ちなみに設置作業の時も豪快にドリルで壁に穴を開けるので部屋中にレンガの
破片が飛び散りました。

エアコンを取り外したら、白い粘土みたいなもので壁の穴を塞いで終了。
3時間くらいかかった(途中でランチに行かれた)設置に比べて取り外しは
アッという間でした。

あとは私が冷凍庫とオーブンレンジの掃除をすれば、家電の準備はおしまいです。

さてさて、引っ越し荷物を送るため2回に分けて郵便局へ行ってきました。

インドの郵便局で小包を送る流れは、

①小包を郵便局に持って行く。
 (支局で送れるのは2kgまでだか5kgまでだかの小さな荷物のみ。
  中央郵便局では最大20kg/箱が制限です。
  ウチの目の前が郵便局だったのに、わざわざ中央まで・・・。
  小型か大型の段ボール箱は郵便局でも売っています。)
②荷物を白い布で覆って縫ってもらう。
 (自分で縫ってもいいらしい。支局の場合はパッキング設備がないので
  中央郵便局に持って行った方が無難かも。)
③布の上に直接、宛先・送り先を記入。
 Air Mail、Sal Mail、 Sea Mail、Book Post等の送る方法も。
 わら半紙の用紙にも情報を記入。
③小包窓口に持って行き、計量&お支払い。

②が??という感じですが、さほど複雑なことはないように思えますよね?
でも私たちは郵便局で1回目は4時間、2回目は2時間半かかりました。
もうね〜、郵便局はインドの縮図。ホンットに非効率的です。


まず②。
ここで大半の時間が費やされます。



客の多さのわりにラッピング職人の人員が少なく、あれやこれやと仕事がある
彼らはしょっちゅうラッピング作業中断を余儀なくされます。

例えば、こちらの人は郵便局で段ボールをもらってその場で梱包することも
多いんです。
自分で詰める人もいますが、ラッピング職人に詰めさせている人もいて(職人は
チップがもらえるので率先してやっているのかも)、これに時間が取られます。
(余談ですが、皆の梱包を見ていると文字通り”詰める”って感じで、ボンボン
ぶち込んで服なんか、シワを気にせず丸めて押し込んじゃうの。
私はパッキングが趣味なので、代わりにやらせてくれと言いたくなるくらい、
見ていてイライラしちゃう。)

私はアメリカ向けの荷物の中に10kg前後の箱が2つあったのですが、
職人がそれをひとつにまとめるため、勝手に中を開けて郵便局の大箱に
ぶち込み始めてしまいました。
せっかくキレイに梱包してあるってのに〜!!
しかもひとつにまとめて計量すると22kg。
制限の20kgを越えてしまった2kg分は、我が物顔で「持って帰れ」と。
仕方ないので、3つ目の箱と無理ヤリ合体させて送ることになりました。
そして私が使っていた日本のリンゴ箱はその後、他のお客さんの梱包に
使われていました。

さて、白い布で覆うのは、恐らく住所を直接書くためにわかりやすいように
統一しているんだと思うんです。だったら郵便局で売っている段ボールを
真っ白にしとけばいいものを、普通に茶色。
やっぱり白い布で覆わねばならず、これだけでも二度手間ですよね〜。
(一応、郵便局の布は防水らしいので、役には立っていると思うけど)


さて、極太針に長い糸をつけて縫っている職人付近で2、3度刺されながらも
ラッピングが終ると、今度は③。
布に直接マジックペンで住所を書くのはいい方法だと思います。
日本のようになかなか剥がれないシール状の用紙なんてありませんから。
問題は、わら半紙の方。(“わら半紙”なんて小学校以来見たことないですよね、
インドでは役所系の手続き用紙に未だ大活躍してます)。
ここにも送り主・送り先を書くだけでなく、総額やらどこで買ったものかとか、
恐らく税関用と思われる情報を書き、白い布の上にノリでべったりと貼るのですが、
わら半紙だけに強度なし。
貼ったそばから④でカウンターに持って行くので角とかにぶつかってベリっと
切れちゃったりしちゃうんです。でもそれはおかまいなし。
つーか、わら半紙を貼る意味ねーじゃん、なワケです。


そして④。
荷物を送る方法は高い順に、Air Mail→SAL Mail→Sea Mial→本や書類など
紙類だけに限った船便Book Post。ここらは日本とさして変わらない作業。
Book Postだけは1つの制限重量が2kgまでなのと、中身が見えるように
布を縫うので郵便局で梱包した方がいいです。


Book Postの梱包はこんな風になります。
ちょうど私たちが行った日の数日前にBook Postのシステムが代わったばかりで
窓口の人が新しい方法に不明瞭でやりたがらず(インドではありがち)、いろいろ
すったもんだの末、結局SALにしてしまいました。
計20kgをSALで送って3000ルピーくらい。
約3週間で着くって言うし、まぁ悪くないかと。船便だと3ヶ月かかるとか。


私たちは日本へもアメリカへも全てSALで。
大事なものしか送らないので長い時間がかかる船便は避けました。
中身がカビてた、って話しも聞いたし。
そして、支払いで②のパッキング代がそこそこ高いことにビックリします。


小包を送る人はひっきりなしにやってきます。
送り先を見ていると、ほとんどが海外に住むインド人向け(そして皆SAL利用)。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、ドバイ、
日本、、、とインド人もいろんな国に行ってるんですね〜。


ところで私が日本とアメリカに送る荷物全てにSAL Mailと書いていたら、隣にいた
オーストラリア人のおじさんが、「S、A、L。エス、エー、エル。エス、エー、
エル?」と何度も何度も指を指しながら聞いてきました。
その度に「イエス、サル。」と答えていたのに、何でだろうと思って聞いてみると、
どうやら私が「SEA Mail(船便)」と書きたいのに、スペルを間違えてSALと書いて
いるんだと思ったそうです。そのおじさんはSALの存在を知らなかったそうな。
いくらなんでもSEAくらい書けるよ・・・、と言っておきました。


まぁ、とりあえずこれで引っ越し作業も一段落着きました。
金曜日の夜、突然どこかから降ってきたかのように「あ~、もうインドも最後なんだー、
帰ってこないんだ~」という実感が湧き出しました。

これから食べるもの、見るもの、行くところ、そして会う友達、全てがしばしのお別れに
なります。


あ~、寂しい・・・。


今まで楽しいこと、悲しいこと、ムカつくこと、イライラすることはいっぱいあったけど、
やっぱり最後の感情は"寂しい"でした。
この忙しいさなか、ヴォーダフォンの手違いで携帯を止められて、超使えないことで
有名なインドのコールセンター(カスタマーサービスを請け負っているところ)に
長々とクレームの電話とかしてるけど、それでも"せいせい"じゃないんだよ~。

10月3日の離印までお別れ行脚は続きます。
荷物の梱包もいよいよ大詰めです。


昨日まではすべてのものを残留組と処分組に選別。
電化製品・家具・古着・キッチン用品・余った食料などなど、売るものと
引き取っていただくものは全て行き先が決定しています。
(T氏が音響にこだわって買ったムダに巨大なテレビ、私が3年前に
初めて見た時から「こんなの誰も買い取ってくれないよっ!!」と時折り
言い争いの種になっていましたが、最後の最後でようやく引き取り手が
見つかりました〜)



薬箱を整理していたら使用期限がとうに過ぎた薬が大量に出てきた。
左は痒み止め各種(私は肌が弱いのでいろんな種類が必要なのです)、
右は未使用のうがい薬(使用中のが他に2つあります、多すぎ)。
もちろんこれは全部捨てます。



そして邪魔だと思いながらも保管しておいた電化製品全ての段ボール、
この機会にようやく捨てることができます。
なんかインドの人ってこういう段ボールは絶対とっておくみたいなんですよ。
引っ越しの時にまた使うからって。
なので捨てようとすると、止められるんです・・・。
というわけで後生大事に持っていましたが、今の時代、引っ越し業者が
キチンとした梱包グッズを用意してくれるので別にいらないんですよね〜。
これでようやくスッキリです。


そして今日はダダーッと梱包作業。


私たちは荷物が少ないので、引っ越し業者は使いません。
なので近所のアムジガレ市場に行って、壊れ物用に梱包グッズを購入。
プチプチは幅150cmのものが1m20ルピー(60円くらい)、
発砲スチロールの板100×50×厚2.5cmで28ルピー(80円くらい)。
これらはプラスチック製品屋さん(使い捨てコップとか、各種ビニール袋など
売っている)の区分かと思っていたら文房具屋さんで取り扱っていました。

インドにはホームセンターのような大型のなんでも屋さんはないので、ちょっと
特殊なものが欲しい時は市場(バザール)に行きます。
食べ物から水道管までなんでも売っていてホームセンター代わりに使えるのですが、
大変なのはどのお店が取り扱っているのかわからないものを探すこと。
現物を持って行くか、写真を見せるか、もしくは絵を描いてみたりして、それ
っぽいお店に聞いて行くと売っている場所を教えてもらいやすいです。


さてさて、厳選なるオーディションの結果、インドから持ち出すものは
大型スーツケース2個、段ボール5箱のみ(あと、このスキもね♪)。

今週末、全て郵便局から航空便(SAL)を使って日本かアメリカに送ります。
実はこの郵便局での作業が一番大変だったりするんですよね〜。
詳しくは後ほど。
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