オリッサ州の旅−バランプールに里帰り

行ってきました〜、約１年ぶりのバランプール＆オリッサの旅。
夏真っ盛りで死者が続出するほどの気温の中、私の里帰りも熱かったですよ〜！！

オリッサは経済的にはインドで一番貧しい州ではありますが、古くから聖地と
して発展しているため独特の文化があり、また手つかずの自然の豊富さも手伝って
他の大都市や有名観光地にも負けないくらい奥深い州です。
そのため１年半住んでいたにも関わらず、今回初体験することがいっぱいありま
した。

まずは軽くバランプールへ里帰りの様子を。

バランプール移動の基本はサイクルリクショー。オートはめったに走って
いません。
今回久々に乗って、サイクルの乗り心地がものすごく悪いことを思い出しました。
ただでさえ屋根が低すぎ若干身を屈めなければならないのに、道のデコボコに
合わせて身体がジャンプしてしまうので幌の木の骨組みに頭をぶつけたり、
ヒザ頭を前の座席にぶつけたり、あちこち痛くなるのです。
でもシャツが絞れるほどに汗びっしょりな運転手さんを低賃金で雇っているので
不満も言えませんが・・・。



サイクルは狭いので大人１〜２人乗りでちょうどいいのですが、雑疑団的に
5人くらい乗っていることもあります。



バランプールのサイクルのペインティングはどれもカラフルで見ていて
楽しいです。人気のモチーフはもちろんジャガンナート神（オリッサ土着の
神）。こんな感じでオリッサでは街中の壁や車にジャガンナート神が溢れて
います。おかげで、外国人にも有名なクリシュナやガネーシャなんかよりも
私にとっては馴染みのある神様です。チェンナイでは全く見かけないのが
寂しいくらい。



竹細工通りでカゴを購入。



毎日のように通っていた果物屋さん通りにも行きました。
バナナ専門屋台のお兄さんも、いつもオマケしてくれる果物屋さんも、
「久しぶりだね〜」と私のことを覚えていてくれました。
写真はいつもスイカとパパイヤを買っていたお店。
ひゃ〜、懐かしい！！



インドで初めて見たカスタードアップル（オリッサ語でランプォ、発音が
難しい・・・）。名前の通り、カスタードのような味で果肉もトロリと
していている。よく見かける表面がゴツゴツしたシュガーアップル（釈迦頭、
オリッサ語でシタポロ）と似たような味だけど、カスタードアップルの方が
果肉が多いので食べやすかった。
写真の物は完熟で食べごろ。



いつも遊びに行っていた友人のお店。
今回のバランプール滞在中もいろいろお世話になりました。

他にも、池での行水とか、水牛の行列とか、田舎の光景が懐かしかったです。

１年半という長いのか短いのか微妙な期間を過ごしたこのバランプール。
当時はこの田舎っぷりがイヤでイヤでどうしようもなかったのですが、今と
なってはインド滞在中にド田舎と大都会を両方経験できたのは良かったなー、
と思う余裕も出てきました。
でもオリッサの奥深い文化を追求するという意味ではバランプールは田舎過ぎ
たので、州都のブバネシュワルの方がより良い経験にはなっただろうな、と
未だに悔やまれますけどね。



次回はバスで２時間ほど北上したところにあるアジア最大の汽水湖チリカの
様子をお伝えします。オリッサは野生動物も楽しめるんですよ〜。