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『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

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昨日からオリッサ州がインド国内に誇る聖地プリーにて、
ラタヤトラ(Ratha Yatra)という9日間のお祭りが始まりました。

上の写真をよーく見てみて下さい。
赤い屋根のついた舞台3つの下に群がっているのは、
全て人間、ウン十万人にも及ぶインド人です。


これはオリッサ州で絶大なる人気を誇る神様ジャガンナートと
その兄のバラバッドラ、姉のスーバッドラとともに年に1度、
普段の住まい(と言うのか?)であるジャガンナート寺院から出て、
3km離れたところにあ伯母さんに当たる神様のいるお寺にちょっと
遊びにいく、というお祭りです。

上の写真で舞台に見えるものは神様を運ぶ御みこしで、およそ
14メートルの高さがあり、全て木製、そしてオリッサ名物アップリケで
装飾されています。
重さがどれくらいあるのかちょっとわかりませんが、“数千人によって
引っ張られる”ということなので相当な重量があると思われます。


日本のだんじりとかねぶた祭りなどとはスケールが違います。
(スピード感は日本の方がありますが・・・。)


さらに、この移動中の御みこしのロープを触るとご利益があるという
ことでインド中から人がウン十万人という人たちが集まります。
昔は、わざと御みこしの車輪に引かれて死を遂げるという熱狂的な
信者が後を絶たなかったというから、その盛り上がり方は尋常では
ありませんね。

とは言っても、お祭りが盛り上がるのは初日と最終日の移動の時のみ。
それ以外の日は、おジャガ様たちは遊びに行ったお寺でご静養している
のでおジャガ様には会えません。



これがオリッサのアイドル的存在なおジャガ様(黒)。
白いのがバラバッドラ、黄色がスーバッドラ。
ダルマみたいだけど、れっきとした神様です。
もともとオリッサの土着神だったおジャガ様は、
今ではクリシュナの化身としてヒンドゥー教の中に
取り込まれています。


ジャガンナート寺院自体はヒンドゥー教徒のみしか入ることができず
もし非ヒンドゥー教徒が境内に侵入しようものなら寺院全体を洗浄
しなければならないというほど厳しく制限されているのですが、
この日ばかりは他宗教の人でもご本尊を見ることやその御みこしに
触れることができるチャンスでもあります。
(でもこんな群衆の中に若い外国人女性がいると大変なことに
なるそうです。辺り一帯が痴漢と化す、みたいな。インド人ですら
若い女性は行きたがりません。)



ヒンドゥー教徒以外は立ち入り禁止のジャガンナート寺院。


昨日はここチェンナイでも国営放送でお祭りの様子を半日以上
生中継していました。
ちょうどオリッサ出身のルームメイトのお母さんがウチに遊びに
来ていて一緒にテレビを見ていたのですが、お母さんはおジャガ様が
現れると軽くお祈りをしたあと、携帯電話のカメラをかまえ、その姿を
写そうと大奮闘してました。
ホントにアイドルのような存在なんですね〜。
お母さんはお祭り最終日に合わせてオリッサに帰り、御みこしに
触れに行くそうな。毎年かかさない行事なんだそうです。

私はテレビ越しとは言え、初めて実際にジャガンナート寺院に
祀られているおジャガ様を見たんだけど、やっぱりダルマみたいで
神様っぽくないな、、、と思っていました。


そういえば、、、。
このブログのタイトル部分に使っている写真(牛がゴロンとしている)は
このジャガンナート寺院に続く道です。
ここを訪れたことがある人は気づくと思いますが、このお寺の前の道だけは
お祭り用に幅が広く真っ平らに整備されています(他オリッサ比)。
でも普段は車やら牛やら人やら物乞いやらで溢れているという、よくある
「インドの風景」が広がっています。

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