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『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

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今、インドで公開中の米印合作映画『The Namesake』を見てきました。
よかったです!!
アメリカに移住したインド人親子の話なのですが、インドからアメリカに
移住した両親(特に母親)が文化の違いに悩んだり、アメリカで生まれ
育った子供たちが両親の想いとは裏腹にインドの文化を受け入れることを
拒否したり、というそれぞれの葛藤をうまく描いていました。


映画でも出て来たし、私たちのインド系アメリカ人である友人達からも
聞いているのですが、インド人の両親を持った海外育ちの子供たちが持つ
悩みのひとつに『結婚』があるようです。

というのも、インドでは親が結婚相手を決めることが一般的。それは
日本の“お見合い“とは違って、こちらでは親が決めてしまえば本人たちは
反対できません。なので結婚式で初めて自分の結婚相手に会う、という
こともあり得ます。当人達の気持ちよりも、同郷・同カーストの人と
結婚して『同種で子孫を残す』ことが重要なのです。

この伝統はたとえ海外に移り住んでも守っていきたと思うのが印系1世の願い。
というのも、両親達はそれが『結婚のあるべき姿』だと信じているからです。
(結婚相手は海外在住インド人同士の場合もあれば、インドから連れてくる
こともあります。)
でも海外で生まれ育って、自由恋愛を目の当たりにしてきている印系2世たちは
当然ながらそんな強制結婚のような制度は嫌なので、そこでひと悶着、と
いうわけです。

恐らく日本でも公開されると思うので、機会があれば、ぜひ見てみて下さい。
また、同名の原作本も『その名にちなんで』というタイトルで翻訳されているので
興味があればどうぞ。たぶん、本の方がおもしろいと思います。


ところで、インドでは映画の最中におしゃべりや携帯電話で話すことは
普通です。今回も私の隣にいたインドおばさん2人組が、映画のシーン・
役者のセリフ・話の内容などすべてに関してしゃべりっぱなしでした。


(紅葉や結婚式のシーンで)「あらぁ、きれいだわぁ」
(心理が理解できないとき)「なんで、なんで、なんで??」
(いつの間にか婚約してた妹に)「あら?いつ結婚式やるのかしら?見たいわ」
(インド各地で文化が違うので)「ここではこうやるのね〜、私の時はねぇ、、、」
(インド人特有の行動を見て、その1)「ホラ、やってるやってる、インド人ね〜」
(インド人特有の行動を見て、その2)「ヤダ、アメリカでも◯◯やっちゃてるわ〜」
(インドのシーンで)「私ここ行ったわよ、すっごくステキだったわ〜」
(インド文化を知らないアメリカ人の行動に)
       「あ〜、それやっちゃダメなのよ、インド人怒っちゃうわよ〜」



こんな感じで2時間ずーっと。
しかもこんなんじゃ感情移入できないだろうと思っていたら、ちゃんと
悲しいシーンでは泣いていました(しゃべりながらも)。

おばちゃんたちの反応だけを聞いているのも面白かったかも。
DVDの特典みたいで。
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