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『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

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今年の秋に公開予定の『The Japanese Wife(邦題:日本人の妻) 』という
インド映画がある(踊らないタイプの方)。
日本人女優がヒロインを演じるということで日本でもニュースになったよう
なので、ご存知の方もいるだろう。
私は昨年、インドの新聞に載っていた記事を読んで知った。

原作はKunal Basuという作家が書いた短編小説。
内容は、インド人男性と文通を始めた日本人女性が手紙を通して交流を深め、
一度も会ったことのないまま結婚、そして歳月は流れ、片方に死が訪れる、
といったもの。

ストーリー自体も興味があるが、やっぱり日本人としては、ヘンな日本が
登場してこないだろうか?ということが気になる。

さっそく1月に出版された原作を読んでみた。


話しの流れ的には時々、もっと説明してほしいな、という部分があったり、
一気に19年ぐらい時が経ってたりして「おい!」って思ったりもしたけど、
淡々とした雰囲気がなかなか心地よく、これを映画化したら奇麗だろうな、と
思った。

そして懸念したアヤシイニッポン的な描写もなかった。というか視点が常に
インド人男性側にあり、日本人女性はほとんど登場しないのだ。
そのため特に強烈に日本を意識することもないので違和感がなかった。
ただ残念なことに???と思うことが1つ。
それは、日本人女性の名前が「土産(みやげ)」さん・・・。
それもたぶん下の名前・・・。


原作を読んで映画への期待が高まったので、ちょっと調べてみたら
映画では映画独自のシーンも盛り込まれているようだ。
その時にアヤシイニッポン的な映像が出てきたら、日本人としては
やっぱり気になっちゃってストーリーに集中できなくなってしまう。
どうなんだろうか。

この日本人妻役の女優さんが撮影の様子を綴ったブログも見つけたので読んで
みたら、大爆笑してしまった。
彼女は純粋に体験したことを書いているだけなのだろうが、絶妙にインド人の
「これぞインド人!」的な性質を言い当てたエピソードばかり。
しかも決してイヤミを言っている感じではなく、朗らかな文章なので彼女に
対して好感が持てる。

少し抜粋してみると、

監督「寝坊しちゃってごめんなさいね~
 いつもはこんなことないんだけどーおほほほほー」(Y氏訳)
撮影in Japanにて、
集合時間に彼女の姿を見かけた事は、一度もない。

※「時間を守る」とか、まして「時間前行動」という概念はインドには
 ありません。


監督は完全なるベジタリアンのため、
「オムライスビーフシチューがけ」を
ビーフシチューなしで食べる。
そのかわりケチャップを3袋くらいかけて食べる。

※とにかくソース系大好き!!中華のスープも元の味がわからなくなるくらい
 醤油とかチリソースとか入れます。


それにしても監督のお部屋、
「ここはおまえんちかっ!」てくらい散らかってます。

※ウチのルームメイトのそうですが、一般的にインド人ってどこでも散らかします。


あまりにもおもしろくて、映画で切ない役どころの土産ちゃんを見る目が
変わってしまいそうだ。





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2月21日〜3月1日までの10日間、カラクシェトラでインド中の
工芸品を集めたフェアが開催されます。

カラクシェトラのカラムカリ工房(私の行っている所)も出店します。
私がちょこっとお手伝いしたブロックプリントのカレンダーもありますよ。

お時間のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。


カレンダーに貼るブロックプリントのマークを作っている様子。
プリント→色塗り→裁断→4辺の糸をほぐす、と1枚1枚、
ホントに手間がかかっているんですよ〜。

Kalakshtra Foundation (Thiruvanmiyur)
ダンスホールがあるメインオフィスの方です。


あと半年くらいでインドを脱出するかも?という状況になった今、
次の国でも使えるインドの生活雑貨を買いだめしようと計画している。

例えば、布製品。
刺繍やハンドプリントがほどこされたステキなベッドカバーやシーツ、
枕カバーなどなどの布製品がお手ごろ価格で手に入る。
これは絶対に買いだ。


そんなわけで今日はステキな布製品を扱う大好きなアノキAnokhiへ
行って来た。
で、買ったものはスカートとバッグ♪♪
かわいいの見つけたの。うふふふ~。

ここの服は1着1500円位からとお手ごろで、インド外でも着れる
デザインが多いのです。
毎月のように新作が出るから、これから毎月行きますワ~。


※写真は昨年買ったクルタ。
モデルはもちろん私ではありません。






2月1日付けの新聞『The Hindu』にこんな記事が載っていた。

要約すると、
チェンナイの地方自治体が公共の場を汚すことを禁止することを決定。
違反した場合には罰金が科される。規則の実施は4月1日より。
それに先立ち、2月3月は準備期間としてキャンペーンを行う。
居住者や商業施設からの分別の上、ゴミは戸別に訪れる回収業者に回収させる
ことを奨励する。
また、このシステムが起動に乗った際には、街の公共のゴミ捨て場は減らして
いく予定である。

といった記事とともに罰金の内容が書いてあった。
それによると、

【罰金500ルピー(1500円)の行為】
危険物・医療廃棄物・建築物の廃材・肉、魚・不分別ゴミの不法投棄

【罰金100ルピー(300円)の行為】
ポイ捨て・公共の場での洗車・ゴミ捨て場以外でのゴミ廃棄・ゴミ箱を
設置せずに食品を販売すること

【罰金50ルピー(150円)の行為】
公共の場でのツバ吐き・食器洗いや洗濯・水浴び・立ちション・排便


今の現状を嘆かわしいと思っていた人にとっては待望の条約で嬉しさを感じつつも、
同時に「つーか、みんな守るわけねぇーよ」とチェンナイっ子の”愛チェン精神“を
思わず疑ってしまった人も多いはずだ。

だってさー、この罰金50〜100ルピーの行為って、チェンナイ(だけでなく
インド全体)で日々どこででも繰り広げられていることで、多くのインド人に
とってはな〜んのためらいもなければ罪悪感もないの。
日本人にとってみたらいわば、人に会ったらお辞儀するくらい日常的なこと
なんだよね。

毎朝掃き掃除をする清掃の人がいるから、と捨て放題。見ていて、感心するくらい
ポイポイ捨てちゃう。しかも公共のゴミ箱が異常に少ないというのもポイ捨てに
拍車をかけている原因のひとつだ。
そして自然に返るから(?)とオシッコもし放題。街のいたるところにある
立ちションスポットは土壌が発酵しちゃってくっさいの!!


だいたい、バイクのヘルメット着用が義務付けられ違反者には罰金、となって
いるにも関わらずノーヘルが多い現状からすると、自分の命さえも守りたくない
ような人たちが、街の衛生を気にするとは思えん。

人々に公共心の啓蒙から始めなければならないし、河で洗濯や水浴び・排便を
余儀なくされているスラムの問題も解決しなきゃならないだろうし、解決するべき
問題はいろいろあるというのに、いきなりこの条例というのはちょっと時期尚早
な気もする。
とにかく2月3月の動きと4月1日からの変化が見モノだ。
なんか最近のチェンナイってば、「これからグングン気温上げまっせ〜」的な
雰囲気がムンムン。
気温は最低23℃、最高32℃と大したことないのに、
ちょっと日差しがまぶしい上に肌が痛いわよ!と感じるようになりました。

そんなわけで、我が家は一昨日から夜間にエアコンつけてます。
はえーなー。

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