『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)
2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドのド田舎生活開始。
2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。
今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。
2008年10月3日、インド完全脱出。
2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドのド田舎生活開始。
2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。
今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。
2008年10月3日、インド完全脱出。
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さて、いよいよ今回のメインイベントであるカメの孵化を目撃する時が
やってきました!!
オリッサ時代の日記からおつきあいいただいている方はご存知だと思いますが
ワタクシ、海亀に異様な執着を持っておりまして、どうしても産卵シーンが
見たくて何度も挑戦を繰り返してきました。
なんてったって、オリッサには世界的にも稀有な、海亀Olive Ridleyのアリバタ
(詳細はこちら)が発生する海岸Rushikulyaがあるのです。ここはなんとバラン
プールから車で1時間の距離。もうこれは見ないわけにはいかないでしょう。
しかも地の利の悪さからか、この地を訪れる観光客はほっとんどいないという
隠れた聖地なのです。
でもこのアリバダ、マイナーな場所だけに情報を得るのは至難の業なんです。
確実に目撃するには海亀の卵を孵化するまで管理・保護している森林局上層部に
コネが必要。産卵や孵化は月の満ち欠けや天候によって日にちが前後するので、
信頼できる情報筋から「今まさにアリバダ中/孵化中」の連絡を当日になって
もらわないといけないのです。
私は2007年1月にたまたま両親とこの海岸を訪れて、運良く沖に来ている
海亀のカップリングを見ることができました。
が、その後のアリバダ目撃は失敗続き。森林局からの連絡がうまく入らず、
ガセ情報に翻弄されて2007年は終りました。
そして、2008年2月、友人が見事にアリバダを目撃!
アリバダは無理でもせめて孵化だけでもと思い、アリバダ日をもとに孵化日を
割り出し、今回の訪オリッサとなったわけです。
数万頭ものカメが100個近い卵を産むので、ベイビー達は何十万匹も産まれる
計算になります。
ということで4月22日の夜、海岸に向かいました。
やってきました!!
オリッサ時代の日記からおつきあいいただいている方はご存知だと思いますが
ワタクシ、海亀に異様な執着を持っておりまして、どうしても産卵シーンが
見たくて何度も挑戦を繰り返してきました。
なんてったって、オリッサには世界的にも稀有な、海亀Olive Ridleyのアリバタ
(詳細はこちら)が発生する海岸Rushikulyaがあるのです。ここはなんとバラン
プールから車で1時間の距離。もうこれは見ないわけにはいかないでしょう。
しかも地の利の悪さからか、この地を訪れる観光客はほっとんどいないという
隠れた聖地なのです。
でもこのアリバダ、マイナーな場所だけに情報を得るのは至難の業なんです。
確実に目撃するには海亀の卵を孵化するまで管理・保護している森林局上層部に
コネが必要。産卵や孵化は月の満ち欠けや天候によって日にちが前後するので、
信頼できる情報筋から「今まさにアリバダ中/孵化中」の連絡を当日になって
もらわないといけないのです。
私は2007年1月にたまたま両親とこの海岸を訪れて、運良く沖に来ている
海亀のカップリングを見ることができました。
が、その後のアリバダ目撃は失敗続き。森林局からの連絡がうまく入らず、
ガセ情報に翻弄されて2007年は終りました。
そして、2008年2月、友人が見事にアリバダを目撃!
アリバダは無理でもせめて孵化だけでもと思い、アリバダ日をもとに孵化日を
割り出し、今回の訪オリッサとなったわけです。
数万頭ものカメが100個近い卵を産むので、ベイビー達は何十万匹も産まれる
計算になります。
ということで4月22日の夜、海岸に向かいました。
暗い浜辺を月明かりを頼りに歩いて行きます。
この時期、この海岸に行くには森林局の許可と同行が必要です。
途中から森林局のフェンスで海岸が区切られていました。
そこから先にカメの卵が埋まっているのです。

さらに歩いて行くと・・・・、

いーーーーーーーたーーーーーーーーー!!!!
って、見にくいですね?
ホントはいけないのですが、懐中電灯をつけてみました。
(森林局スタッフがの許可取ってます)

きゃーーーーー!!

きゃーーーーーーーーー!!

きゃーーーー、お地蔵さんっぽーい!!
地上デビューの瞬間です。

こんなこともしちゃったーーーーー!!
ワーイ、手乗りカメ♪
ちなみにベイビーの匂いは魚臭。

掘り起こした卵(森林局スタッフが、ですよ)。
あったかかったです。
卵が埋まっている場所は少し窪んでいます。そのまわりに座って見ていると
ひとつの穴から1匹、また1匹と顔を出して地上に這い上がってきて穴の
まわりをウロウロ、ウロウロ。
私の方に歩いてきたりなんかしちゃった日には、もう母ウミカメになった気分♪
ルンルン気分で海にたどり着くまで見守ろう、と思っていたのですが、いつまで
たっても砂浜をウロウロするだけで海には向かいません。
ハテ?と不思議に思っていたのですが、懐中電灯の光に向かって歩く習性を
見てわかりました。
夜明けに太陽に向かって歩くんだ!!
この海岸は東に面しています。なので「太陽の昇る方面=海」なのです。
なんかこの自然の摂理、感動しちゃいました〜。
と、ここでタイムアップ!森林局の偉い人が来て怒られてしまいました。
実はこの保護されている海岸は立ち入り禁止。本来は砂浜を荒らさないよう
夕方か明け方の比較的明るい時間帯にフェンスの外から見なければならない
のですが、私たちは運良く(?)紛れ込めたのでした。
もちろん森林局スタッフの案内で。
そして、この日は大量孵化の日ではありませんでした。
もし大量孵化だった場合、こんな光景が繰り広げられます。

ワサワサワサ〜
↑これは森林局が調査のため人工的に卵を管理している柵の中。
こんなにたくさんのベイビー達が夜明けとともに海に向かうのです。
そして波に身体をひっくり返されながらも、押し流されながらも、
一生懸命泳いで大海へ進んでいくのです。
もう、そんな姿を妄想して、またもや大感動☆
ガンバレ、ベイビー!!
まったくオリッサの自然は最高だね〜。
来年も来たくなっちゃったわ。
●オリッサでカメを見るにあたって
12月〜1月:カップリング
Rushikulya沖に何万頭ものカメがやって来て恋人探しをします。
これはダラダラと行われるので、目撃のチャンスは高いです。
そこらへんにいる漁師に頼んで船に乗せてもらいましょう。
この時点で森林局に確実なコネを作っておきましょう(これが
一番難しく、重要ポイント)。
2〜3月くらい:産卵
気の早いカメもいるにはいますが、ここはアリバダを狙いましょう。
アリバダの前後の日も相当数が産卵するので、チャンスは3日間と
考えていいでしょう。
4月くらい:孵化
孵化は通常45日後ですが、雨が降って気温が下がったり、暑い日が
続いたりすると数日は前後します。
砂浜が柔らかくなり卵が埋まっている部分に窪みができてくると孵化が
近づいているというお印です。
さらに満月から数日たって月がやや暗いくらいがベストだそうです。
ちなみにチェンナイのエリオットビーチにも可哀想なウミカメが産卵をします。
1〜4月くらいまで毎週末タートルウォッチングが行われているので、興味の
ある方は調べてみてください。
頭数が少ないので産卵が見れるチャンスは低いですが、卵を管理しているので
孵化したベイビーは見れるかも。
この時期、この海岸に行くには森林局の許可と同行が必要です。
途中から森林局のフェンスで海岸が区切られていました。
そこから先にカメの卵が埋まっているのです。
さらに歩いて行くと・・・・、
いーーーーーーーたーーーーーーーーー!!!!
って、見にくいですね?
ホントはいけないのですが、懐中電灯をつけてみました。
(森林局スタッフがの許可取ってます)
きゃーーーーー!!
きゃーーーーーーーーー!!
きゃーーーー、お地蔵さんっぽーい!!
地上デビューの瞬間です。
こんなこともしちゃったーーーーー!!
ワーイ、手乗りカメ♪
ちなみにベイビーの匂いは魚臭。
掘り起こした卵(森林局スタッフが、ですよ)。
あったかかったです。
卵が埋まっている場所は少し窪んでいます。そのまわりに座って見ていると
ひとつの穴から1匹、また1匹と顔を出して地上に這い上がってきて穴の
まわりをウロウロ、ウロウロ。
私の方に歩いてきたりなんかしちゃった日には、もう母ウミカメになった気分♪
ルンルン気分で海にたどり着くまで見守ろう、と思っていたのですが、いつまで
たっても砂浜をウロウロするだけで海には向かいません。
ハテ?と不思議に思っていたのですが、懐中電灯の光に向かって歩く習性を
見てわかりました。
夜明けに太陽に向かって歩くんだ!!
この海岸は東に面しています。なので「太陽の昇る方面=海」なのです。
なんかこの自然の摂理、感動しちゃいました〜。
と、ここでタイムアップ!森林局の偉い人が来て怒られてしまいました。
実はこの保護されている海岸は立ち入り禁止。本来は砂浜を荒らさないよう
夕方か明け方の比較的明るい時間帯にフェンスの外から見なければならない
のですが、私たちは運良く(?)紛れ込めたのでした。
もちろん森林局スタッフの案内で。
そして、この日は大量孵化の日ではありませんでした。
もし大量孵化だった場合、こんな光景が繰り広げられます。
ワサワサワサ〜
↑これは森林局が調査のため人工的に卵を管理している柵の中。
こんなにたくさんのベイビー達が夜明けとともに海に向かうのです。
そして波に身体をひっくり返されながらも、押し流されながらも、
一生懸命泳いで大海へ進んでいくのです。
もう、そんな姿を妄想して、またもや大感動☆
ガンバレ、ベイビー!!
まったくオリッサの自然は最高だね〜。
来年も来たくなっちゃったわ。
●オリッサでカメを見るにあたって
12月〜1月:カップリング
Rushikulya沖に何万頭ものカメがやって来て恋人探しをします。
これはダラダラと行われるので、目撃のチャンスは高いです。
そこらへんにいる漁師に頼んで船に乗せてもらいましょう。
この時点で森林局に確実なコネを作っておきましょう(これが
一番難しく、重要ポイント)。
2〜3月くらい:産卵
気の早いカメもいるにはいますが、ここはアリバダを狙いましょう。
アリバダの前後の日も相当数が産卵するので、チャンスは3日間と
考えていいでしょう。
4月くらい:孵化
孵化は通常45日後ですが、雨が降って気温が下がったり、暑い日が
続いたりすると数日は前後します。
砂浜が柔らかくなり卵が埋まっている部分に窪みができてくると孵化が
近づいているというお印です。
さらに満月から数日たって月がやや暗いくらいがベストだそうです。
ちなみにチェンナイのエリオットビーチにも可哀想なウミカメが産卵をします。
1〜4月くらいまで毎週末タートルウォッチングが行われているので、興味の
ある方は調べてみてください。
頭数が少ないので産卵が見れるチャンスは低いですが、卵を管理しているので
孵化したベイビーは見れるかも。
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