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『奥』の細道はインドに続く・・・。
インドでの庶民的主婦日記。
プロフィール
名前:奥 (プロフィール詳細)



2005年10月よりオリッサ州バランプール(Berhampur)にて、インドの田舎生活開始。

2007年3月よりタミルナードゥ州チェンナイに引っ越し、インドの都会生活開始。

今はヨガ・タミル語・カラムカリ(絵)・カラリパヤット(格闘技)を習っているほか、チェンナイ中を歩いて『オモシロイこと発見』にいそしむ日々です。


2008年10月3日、インド完全脱出。

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一見するとどこにでもある庶民派インド料理レストランなのですが、
まず目を引くのが入り口のところにある中東ではお馴染みの丸焼きチキンの
グリルと、シュラスコのように串刺しになった鶏肉のかたまり。
普通のインド料理屋と一線を画す所以がここにあります。

ここは南インド料理とともにアラビアンチキングリル(1羽158ルピー)と
細かく刻んだ鶏肉と野菜をロティでラップしたシャワルマ(なぜか『季節もの』)を
出すお店。シャワルマは多少はインド風にアレンジされていますが、
一食の価値アリ。
我が家定番はシャワルマを前菜にして、丸焼きチキンをパラタと
ガーリックソース(これが美味しい!)でむさぼっています。

Crescent(南インド料理レストラン)

味:★★
雰囲気:★★
予算:100ルピー/人
値ごろ感:★★★
奥の格付:★★
その他のインド料理はごく普通なので、わざわざここに行こうとは
思わないけど、デリバリーサービスを利用して丸焼きとシャワルマは頼みたい。
ところで、頭ツルツル店員がいつもT堂氏を「ヘイ!ジャッキー(チェン)」と呼びます。

住所:Valluvarkottam Higth Road, Nungambakkam
電話:28257038,42137227
※デリバリーはNungambakkam,Egmore,Chetpet,Kilpauk,Choolaimeduエリアのみ。
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外国人が経営するチェンナイでは結構有名な本格派イタリアンレストラン。
海岸にほど近い静かな住宅街の一角、庭にテーブルが設置されていて、
照明は薄暗く、なんとなく南の島のリゾートのようで雰囲気最高のレストラン。
ピザがオススメというだけあって文句なしのおいしさ、前菜やパスタ系も
(インドでは)なかなかのものでした。

が、とにかく何でも出てくるのがおそーい!!!
飲み物でさえ20分待ち。(出てくるのが遅い、ということでも有名みたいです。)
そしてひとりだけ先に料理が出て来て、他の人はひたすら待ち続けるような
調理側の段取りの悪さが目立ちます。
週末にグループで長話をしたい時にはピッタリ、という感じでしょうか。
間違っても初デートで行ってはいけません。

Bella Ciao(イタリアンレストラン)

味:★★★
雰囲気:★★★
予算:500ルピー/人
値ごろ感:★★
奥の格付:★
おいしいんだけど、ウチから遠いから・・・。夜の渋滞の中、
オートで1時間近くかけて行くのはしんどい。
ヌンガンバッカムにも支店があるから今後行く可能性はあるけど、
イタリアンレストランとしての総合的な満足度ではヌンガンバッカムに
あるLittle Italyの方が高いかな。

住所:4, Sree Krishna Enclave, Waterland Drive,
   Valmiki Nagar, New Beach, Kottivakkam
   (ヌンガンバッカム店はNugambakkam High Road)
電話:24511130
営業時間:7pm-11pm 火曜休み


先週の土曜日の夜、チェンナイにも上陸するというウミガメを探しに行ってきました。

インドの中でもウミガメ産卵のメッカであるオリッサRushiklyaに
3回も行っておきながら、上陸しようとするカメすら見れていない状態。
しかも日本にいる時も、ウミガメの産卵を見に徳島県日和佐に行っているので
これで5回目の挑戦になります。
チェンナイでは上陸数が圧倒的にオリッサより少ないので、
見れる確率は低くなるのですが、今年残されたチャンスはここしかありません。

地元の人からもカメのことを知られていないオリッサとは違い、チェンナイでは
「タートルウォーキング」と銘打った無料のツアーが催行されています。
出発地点はのNeelankaraiの海岸にある公園。
参加者は小学生の団体や地元の若者、外国人旅行者など200名ちかくが集まっていました。
数名のボランティアに連れられて、深夜12時過ぎにスタート。
あとは南にあるベサントナガルまでエリオットビーチを約7kmひたすら歩くのみ。

自然のままのオリッサの海岸と比べ、チェンナイの海岸はとてつもなく汚れています。
そこらじゅうに落ちている得体のしれないゴミをよけ、臭い生活排水の流れている小川を
飛び越え、犬の死体を避けながら、薄暗い波打ち際を歩いていくのはかなり気が滅入りました。
ウミガメはなぜこんな汚い海岸に産卵するのでしょうか・・・。

ここらへんは漁師が多く、海岸にはズラーッとエンジン付きボートが並んでいました。
沖で漁をしている最中、網にカメが引っかかって死んでしまうという事故も少なくなさそうです。

さらに、岸から少し離れた道路に設置されている街灯の光が、波打ち際まで
届いていました。ウミガメは音と光りに敏感で、少しでも異常を感じると上陸を
やめてしまう(卵を体内に留めたまま死んでしまう)と聞いています。

とにかく自然のままでキレイなオリッサの海岸とは正反対の、汚染され、人工的な
チェンナイの海岸。ウミガメにとって最悪の状況だと思われます。
もう半ば諦めて歩いていました。

****************************

途中、長い休憩をはさみつつ3時過ぎにベサントナガルに到着。
案の定、1匹のカメも上陸していませんでした。
私のウミガメ運はかなり悪いようです。

ただ、こんな汚い海岸に勇気を持って産卵していった数少ないウミガメの卵を
ボランティアが保護している場所(海岸)にも行き、孵化した小ガメを掘り起こす
作業が見学できました。こうして人の手で掘り出して、確実に海に還すのだそうです。
小さな5cmほどの小ガメたちがチョコチョコと手足を動かしている姿は本当に
愛らしかったです。
彼らが大きくなって産卵をするようになったら、チェンナイの海岸ではなく、
ぜひともオリッサの海に行ってもらいたいとせつに願いました。

そして残念だけど、これをもって私の2007年度ウミガメ捜索は終了とします。
来週、また参加するということもできるけど、あの汚い海岸を延々と歩くのは
もうこりごり。今年は1月末にカップリング中のウミガメが見れたし、一応小ガメも
見れたし、ウミガメ3部作のうち2つは制覇したので、来年にオリッサで産卵ウミガメに
挑戦したいです。

ところで、このウミガメ保護をしているボランティアたちは、おそらくそれなりに
裕福な家庭出身の若者たちでした。こういう人たちを中心に自然保護に興味のある人が
インドにも増えていってほしいと思いました。
参加者には小学生の団体(これまた裕福系)もいたので、どうせなら日中にゴミ拾い、
夜にタートルウォーキングをするというプランにすると面白い試みになるような気がします。

※写真はオリッサで撮った死んだウミガメです。

チェンナイでおいしいアイスクリームに出会ったことがなかったのですが、
このお店の発見は私にインドスウィーツ革命を起こしました。
とにかく本格的なアイスで、おいしいのです。
それもそのはず、なんとスイスから冷凍輸入しているのです。
メイプルシロップやチョコのアイスなどたまりませんゾ!

さらに、ここのサンドイッチ・パニーニ・パンケーキなどの軽食も
おいしくて、我が家の休日のブランチ定番のお店になってます。


チキンサンドイッチ


Mövenpick(カフェ)
味:★★★
雰囲気:★★★
値ごろ感:★★★
予算:アイス1スクープ70ルピー、サンドイッチとカプチーノのコンボ100ルピー前後
奥の格付:★★★

住所:13133,Shafee Mohammad Rd,Off Greams Rd,Nungambakkam
   (Naturally Aurovilleを左に出て歩いて3分くらい)
電話:28295925
営業時間:10:30am-11:30pm
まだインターネット環境が自宅に整っていないので、
オートリクショーに乗ってT堂氏のオフィスまできています。


さて、新居です。
オリッサ時代の日記にも書きましたが、プール付きとは言え家賃は
チェンナイでも中の上くらいで、決して高くはありません。
家賃がここの何倍もして日本にも匹敵するような超高級アパートは
現代的なしゃれた作りで駐車場にはBMWなどの外車がズラリ。
日本の駐在さんたちもこの部類に住んでいます。
それに対して我がアパートは外壁はもとは白なのかな?的な灰色、
多くの窓枠はハトに占拠されています。
駐車場の車はTOYOTAのNNOVAや小型車(庶民のスズキMARTIや
アンバサダーではない)が多いので、見た目からすると収入も中の上〜上の下
あたりの住人(ややセレブ)だろういう感じ。

バランプールのシュリータワーでは、たいてい女性や老人が家にいるので
ドアを開けっ放しにしていてるし、隣近所と世間話をしている姿や子供たちが
廊下で遊んでいるのをよく見かけたので、住人の様子が一目瞭然でした。

私たちが入居した時も、興味津々の奥さんや子供たちが遊びにきて、
「どこから来たの?」「仕事は何?」とひとしきり質問をしていったものです。

でもここではどの家庭もドアは閉ざされたまま。
そして防音効果がしっかりしているのか、隣近所からの生活音がほとんど聞こえてきません。
朝晩のお祈りや子供の遊び声もまったく聞こえません。
誰かが住んでいるであろうことは、玄関周りの装飾(Welcomeボードがあったり、
鉢植えが置いてあったり、幼児用自転車がとめてあったり)から推測はできます。
引っ越し屋さんが私たちの荷物を搬入する際、私もしばらくロビーにいたのですが、
通りかかる住人は素知らぬ表情で通りすぎていくだけ。
同階の奥さんも家にいるのかいないのか、訪ねてくることもありませんでした。
チェンナイにある超庶民的なアパートだとベランダ越しに奥さん同士が
しゃべっている光景を見かけるのですが、ややセレブともなると日本の都会同様に
近所付き合いがクールになるのでしょうか?
都会だから奥さんも外に出て働いていることも考えられますが、
もし近所付き合いがないのだとしたら、ちょっと寂いなぁ。

かといって、もちろんまったく住人を見ないわけではありません。
ロビーやエレベーターあたりで目撃可能です(私の活動時間が日中なので、
中年主婦と子供中心)。私の市原悦子並みの鋭いチェックからすると、
ここの住人は、まず管理人やガードマン、メイドとは明らかに肌の色が違います。
使用人は肌色の濃いドラヴィダ系、住人は白いアーリア系人種。
カーストの支配図そのままで、それぞれ別のエレベーターを使用します。
奥様がたの格好もバランプールでいうところの”晴れ着”みたいなステキな
サリーやパンジャビードレスを日々着ています。

そして部屋から出て来た彼らは、そのままロビーの玄関に横付けされた
運転手付き自家用車に乗ってどこかへ行きます。
制服を着た小学生が横付けされたトヨタINNOVAの後部座席に乗って登校していく
なんて光景が繰り広げられちゃうのです。
この程度の家賃のアパート住人でもこんなセレブな生活を送るものなのかと驚きです。
部屋数よりも車の数が少ないので車のない家庭もあると思うし、
原付きやバイクに乗っている若者もいるようですが、自転車なんて小さな幼児のお遊
び用とガードマンの通勤用以外は皆無。

私たちの荷物搬入時、私の愛サイクル「Lady Bird」号を停めるべく
管理人に駐輪場の場所を訪ねたら、「ぇえっ!?マダム、自転車乗るの??」
と驚かれました。
結局、駐輪場もないし、当分乗らないので部屋の前の廊下に置いて
あるのですが(明らかに場違い)。
それを見たルームメイトが雇っている通いのメイドも管理人と同じ反応してました。
こんなんだったら、せめてピカピカにみがいておけばよかったよ〜
(って、問題でもないか)。

ちなみにインド的に自転車は超庶民の乗り物で、セレブは自転車に乗ったことすらないのです。

チッ!!

今のところは部屋の片付けと、近所の市場じゃなくて”スーパー”に買い出しに
行く(もちろん歩き)日々。
掃除・洗濯・食器洗いはルームメイトの雇っているメイドが朝と夕に
来てやってくれるので、私には強すぎるインドの洗剤に荒れていた手が潤っています。

こんな感じでバランプールとは全く違うチェンナイ小マダム(?)生活が
スタートしました。

出だし好調です。
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